バイオリンの音色はここで変わる!はっきりとした音を出すために重要な左指の押さえ方について
2019.12.17

こんにちは。葉加瀬アカデミー専属バイオリニストのAyaです。

皆さん、「弾いている時に音がかすれてしまう」「弓はちゃんと乗っているのにはっきりした音が出ない」ということはありませんか?今回は「はっきりした音を出す」ことに焦点を当て、オススメレッスンと共にご紹介していきます。

♪なぜかすれてしまうのか?
下に挙げたのが、音がかすれてしまう原因です。当てはまるものはあるでしょうか?
・弓が弦にしっかりと乗っていない
・左指が指板を押さえきれていない
・左指に余計な力が入ってしまっている

見ていただいて分かるように、ほとんどの原因は「左指の押さえ方」にあります。

♪左指の正しい置き方
押さえ方の基本は、「人差し指〜小指までどの指も第1関節をしっかりと曲げて固定をすること」です。左指と指板がマグネットでくっついているようなイメージで左指を弦に置くことが大事です。それができて初めてはっきりとした音が出てきます。

第1関節を曲げずに伸ばしたままになると、指に力が入ってしまい指板にしっかりと置けなくなってしまいます。置くときには第1関節が曲がっているかをしっかり確認しましょう。また、指の付け根から伸ばして弦に向かう(指板に置くときは第1関節を曲げる)ことを意識すると力が入りにくいです。

♪はっきりとした音を出すために有効な練習
はっきりとした音を出すためだけでなく、左指を速く動かすためにはどういう練習が有効だと思いますか?
「強く押さえる=はっきりとした音」ではありません。
指板を叩いて押さえることによって左指の余計な力が抜けてしっかりと弦を押さえられるようになります。

音を出さなくても行える練習として「テーブル」を使います。手の甲が上になるように置いて、親指をテーブルにつけたままピアノをひくように各指をテーブルに向けてトントンと叩きます(この時勢い良すぎると指を痛めますので注意してください)。トントンという指の感覚をそのまま弦でも行います。

♪オススメレッスン
オススメは、指の力を抜く練習です。
Lesson46 指の力を抜く練習】※正会員様はリンクからご覧いただけます

ここでは、右手は使わず左手を置くことだけで練習します。置いた時に、押さえた指の音が鳴っているかを確認してみてください。地道な練習ですが音色を綺麗にするため、そして皆さんの憧れであるヴィブラートにも繋がってきます。楽器の練習ができないけれど何か練習したい時に、音程は気にせずにリラックスした状態で指板を叩いてみるのをお薦めします。

いかがでしたか?
バイオリンの音色は左指の押さえ方でほぼ決まります。
音色を美しくすると音程や響きが分かりやすくなってきますよ♪

※この記事は、葉加瀬アカデミー専属バイオリニストAyaさんが書いた原稿を、担当者が編集したものです。

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