バイオリン初心者でも独学できる!バイオリンの相場やオススメ、選ぶコツを大公開!
2018.09.10

「初心者だけど、バイオリンを弾いてみたい!」と思い立ったものの、「何からはじめたら良いのかわからない……!」ってこと、ありませんか?

この記事では、初心者が悩むポイントや、バイオリンの相場、そしてオススメのバイオリンセットをお伝えします。教室に通おうと思っている方も、独学で始めたいという方も、ぜひ参考にしてくださいね!

「葉加瀬アカデミー」は情熱大陸でおなじみの、葉加瀬校長公認のメソッドを使った、初心者の方でも独学で学べるオンライン講座です。

葉加瀬校長からのメッセージは、こちらからご覧いただけます

大人になってからバイオリンを始めても良いの?

バイオリンを習う、というと、「小さい頃からやっていないと上達しないんじゃ……」と思われるかもしれません。ですが、バイオリンは大人の趣味としても人気の高い楽器です。

SNSが発展してから音楽サークルは更に活発になり、離れた方とも楽しみながら一緒に上達し、音楽がきっかけでたくさんの友達や仲間ができたという方も少なくありません。

過去にバイオリンをやっていなかったとしても、音楽経験のある方は「いつか時間に余裕ができたら、また音楽をやりたい」と思っている方も多いのではないでしょうか。

葉加瀬校長から未経験者の方へのメッセージもありますので、こちらもご覧ください。

初心者でも大丈夫 | 葉加瀬アカデミー

バイオリンの相場は?初心者へのオススメは?

いざ、バイオリンを買おう!と思っても、初心者の方は「どんなバイオリンを選べばいいの?」と品質や相場がわからず迷ってしまうのではないでしょうか。教室で勧められたものを買うのもいいけど、ちょっと高い……と思われるかもしれません。

バイオリンというと、何億円もする楽器の話題がテレビなどで紹介されているのをご覧になった方もいらっしゃるかもしれませんが、バイオリンの値段と品質は比例します。つまり、高いものは職人によって惜しみなく手をかけられているので、素晴らしい音が出ます。

とはいえ、環境によって音の聞こえ方は変わりますし、そもそも初心者の方でバイオリンの違いがよくわかるという方はなかなかいらっしゃらないでしょう。

では、どれくらいの価格帯が初心者向けなんでしょう?

1万円前後のバイオリンでは、魅力半減

バイオリンの相場として、だいたい1万円前後から手に入れることができます。ただし、この価格帯ではバイオリンの魅力を味わうことはできません。この価格帯のバイオリンが「おもちゃ」と呼ばれる理由はいくつかあります。

木材が振動しづらく音が響かない!

ニカワを使用せず、接着剤でつくられたバイオリンは響きません。また、接着剤でつくられたバイオリンは修理ができないため、使い捨ても同然です(泣)

プラスチック製のペグでチューニングしづらい!

ペグに本来使われるべき材料(黒檀・ローズウッド・柘植など)ではなく、プラスチックや白木を黒く塗っただけの材料が使われていることがあります。これでは正確なチューニングができません(泣)

弾いていると指先が黒くなる……!?

フィンガーボードに黒檀が使われておらず、木材を塗料で黒く塗られていることで起こります(泣)

バイオリンの音が、なんだか金切り音みたい……

安価なバイオリンはスチール弦が使われていることが多いため、金属的な音になりがちです。せっかくバイオリンらしい柔らかく美しい音を楽しみたいのに、これでは続けたくなくなりますね(泣)

こんなふうに、価格の安さと引き換えにバイオリンの魅力を味わえず、特に始めたばかりの方が続けたいというモチベーションを持つには難しい商品が数多くあります。練習のために安いものを購入するくらいなら、最初から「弾いている自分が聴いていて気持ちの良いバイオリン」を選んだほうが良いでしょう。

ヨーロッパ製なら10万円から

比較的安価なバイオリンは、ほとんど中国製です。「せっかくなら、クラシック音楽発祥のヨーロッパの楽器で……」という方もいらっしゃるかもしれませんね。数百万円もするバイオリンでなくても、チェコやルーマニアなど、東欧のバイオリンセットでしたら10万円前後、ドイツ製なら20万円台くらいの相場で手に入れることができます。

バイオリンはひとつ購入したら、それをメンテナンスしながら長期間使い続けるものですから、最初からご自身のこだわりを持って選んだものを使い続けても良いですね。

良い技術で手間をかけてつくられたものは高いですが、その分、素晴らしい音色を響かせてくれるので、上達したい!という思いにしっかり応えてくれます。

10万円でも高い…と思ったら、その半額で

本来なら10万円以上をセットで揃えていただくことをオススメしたいのですが、さすがに「ちょっとしたスキマ時間に楽しみたい」という方には、予算オーバーかと思われます。

そこでオススメしたいのが、5万円くらいの価格帯。この価格帯での初心者向けモデルは色々ありますが、葉加瀬校長自身が初心者にオススメするセットがあります。こちらの番組をご覧になった方もいらっしゃるかもしれません。

葉加瀬太郎氏が佐賀店に来店!釣りよかでしょう。見ましょう! – 島村楽器 イオンモール佐賀大和店 シマブロ

それが、ニコロサンティ「NSN60S」。何より、コストパフォーマンスが高いのが魅力です。

コスパ高し!ニコロサンティ「NSN60S」の魅力

Nicolo Santi NSN60S(ニコロサンティ「NSN60S」モデル)

Nicolo Santi NSN60S(ニコロサンティ「NSN60S」モデル)は、ドイツバイオリン制作マイスターである茂木氏が監修し、「大人になったけどバイオリンを始めたい!」というニーズにガッツリ応えてくれた、もっともお手頃価格の入門バイオリンセットです。

音やオススメのポイントは、以下の動画をご覧ください。

初めてバイオリンを選ぶ方は「セット?」と思われたかもしれません。バイオリンを購入する際は本体以外に、弓はもちろん、ケースや肩当てなども購入するのが普通ですから、セット販売されていると安心できますよね。

葉加瀬アカデミーが絶大の信頼を寄せるパートナー楽器店、島村楽器さまのオンラインストアにて販売されているニコロサンティ「NSN60S」に含まれているのは以下の5つです。

①バイオリン:NSN60S 4/4サイズ
②弓:Carlo giordano BV-101 4/4サイズ
③松脂:Hidersine 3V
④ケース
⑤肩当て

この「4/4サイズ」というのは、身長145cm以上の大人向けを想定したフルサイズです。つまりニコロサンティ「NSN60S」は、大人になって始めるのにちょうどいいバイオリン、ということなんです。

安価なバイオリンにありがちな落とし穴がない!

さてさて、ニコロサンティ「NSN60S」の魅力を見ていきましょう!

単板削り出しかつ、職人が手作業で調整♪

一般的なバイオリンは分厚い単板から削り出してつくられますが、低価格なバイオリンは、薄く平らな板を合わせて高熱を加え変形させるプレス工法でつくられることが多いです。この合板プレス工法のバイオリンは、板の変形によって良い響きが得られにくく、長期間の利用にも耐えきれません。

しかしニコロサンティ「NSN60S」は、なんと「単板削り出し」で製作!音色にこだわり、本来の削り出しの製法でつくられています。

しかも鍛錬された職人が手作業で1本1本丁寧に微調整するため、手に入れたその日から、優しく美しい音色を響かせることができるのです。

すべての弦がアジャスター付きで、初心者でも調整しやすい♪

通常、チューニング(音程の調整)はペグで行いますが、その補助としてアジャスターがあります。本来アジャスターはペグだけでは調整が難しい、デリケートで細いE線(1弦)のみに装着するものですが、こちらの初心者セットでは、すべての弦にアジャスター内蔵型テールピースを採用!

チューニングの微調整をアジャスターで行うことが可能なので、どなたにも扱いやすいですね!ペグを使ったチューニングはやや難しいため、まさに初心者向きと言える逸品です。葉加瀬校長も、子どもの頃はすべての弦にアジャスターを付けていたそうです♪

ナイロン弦(VNS-260)でやわらかい響きに♪

安価なバイオリンでよく使用されるのがスチールの弦です。安定性に優れ、チューニングの容易さが特徴ですが、しなやかさや音の柔らかさではどうしても劣ってしまいます。音色も金属的な印象を受けます。

こちらの初心者セットでは、スチール弦ではなく「ナイロン弦」を張ることで、安価なバイオリンにありがちな金属的なサウンドに陥ることなく、バイオリンらしいやわらかな美しい響きを楽しむことができます。

バランス、レスポンス、耐久性に優れた弓がセットに!

素晴らしい本体に合わせる弓も、妥協していません。管・弦楽器専門の国内商社のオリジナルブランド「カルロ・ジョルダーノ」のリーズナブルなブラジルウッド仕様のバイオリン弓です。

弓は本来「フェルナンブーコ材」と呼ばれる希少な材料を使用するのが一般的ですが、現在はワシントン条約によって輸出入が禁止されており、とても高価なものになってしまいました。

ですが、こちらのブラジルウッドは、フェルナンブーコ材と性質のよく似た「弓材に適したブラジルウッド」が厳選され、コシが強く質の高いバイオリン弓を、お求めになりやすい価格で実現しています。

バランス、レスポンス、耐久性に優れた弓と言われており、初心者の方でも扱いやすい弓です。

これらがセットで5万未満!

これらがセットで税込42,984円なんですから、買い!ですね!!5万円でお釣りが来るのはウレシイですよね。すぐに始めやすいのはもちろん、使い続けやすいのも、初心者セットならではの魅力です♪

届いたその日からすぐに始められる初心者向けのセットですが、これら以外にも用意しておくとオススメのものがあります。よろしければご覧ください。

詳細:葉加瀬校長のケースの中身も公開。バイオリンケースに入れておくと便利なグッズ。

「自宅で練習したいんだけど、近所迷惑と言われたらどうしよう……」という方は、消音器もあります。人の話し声程度までボリュームを抑えることができるので、以下の記事も参考にしてくださいね。

詳細:自宅でバイオリンを練習すると近所に聞こえてしまうのではないかと心配な方へ

もうワンランク上ならイーストマン「SVL80セット」がオススメ!

イーストマン SVL80セット

もし対面レッスンの予定があり、ご担当の先生が楽器の詳細にとてもこだわる方でしたら、もうひとつの初心者向けセット「イーストマン  SVL80セット」という選択肢もあります。税込61,452円なので少しお値段が上がりますが、先生のこだわりにも応えられる逸品です。

当然、単板削り出し仕上げであり、調弦しやすいアジャスター内蔵テールピースが採用されています。イーストマン SLV80セットのこだわりとは、本体自体のクオリティはもちろん、

①ドミナント弦セット
②KUN肩当て
③ベルナルデル松脂

の、全世界でベストセラーとなっている「3種の神器」(笑)が標準装備されているのです!興味のある方は以下の動画をご覧ください。

バイオリンは、実際に弾いてしっくりくるものを選ぶのが一番なので、ぜひ店舗に足を運んでみてください。初めての方でも親切に教えてもらい、試し弾きできるところも多いですよ。

葉加瀬アカデミーオススメがオススメしている島村楽器のスタッフさまからメッセージをいただいているので、ご紹介します!

店舗スタッフが、楽器の持ち方やお手入れの方法などを親切にお教えしますので、お気軽にお問い合わせ・ご来店ください!島村楽器のオンラインストアでご購入いただいた楽器でも、ご来店いただけましたら喜んでご対応いたします。また、お近くの店舗のバイオリン専門スタッフご紹介を希望される場合は、ご希望のエリアをお伝えください(^^)

買うのをためらうなら、安価にレンタル!

バイオリンを始めようとすると、初期費用が10万円以上かかるのが一般的ですが、大人になってから始めたいという方の中には「最初に買ってしまって、使わなくなったらもったいないな……」と思われることもあるかもしれません。

「続けられるか不安……」という方や「まずは試してみたい!」という方にオススメなのは、バイオリンのレンタルです。

一般的に、3泊4日から借りることができるプランもあれば、6ヶ月以上の契約が必要なプランもあります。短期レンタルは演奏旅行のために利用されることが多く、練習用なら1ヶ月以上を想定して借りると良いですね。

独学でも利用できるサービスもあれば、教室に契約していないと利用できないサービスもあります。また、付属品がついていない場合もあり、松脂や肩当てがあるかどうかも確認しておきましょう。

金額はもちろん、条件も確認し、最適なサービスをご検討ください。教室に通いたいと思っている方は、その教室で紹介しているレンタルサービスを利用できると安心ですね。

なお、葉加瀬アカデミーでもバイオリンのレンタルを行っています。

先ほどご紹介した「イーストマン  SVL80セット」を、月額4,000円以下(登録料別途)で弾くことができるんです!通うタイプの教室と異なり、オンライン講座なので、ご自身の好きなタイミングで練習することができます。

詳細:レンタルバイオリンサービスをご提供頂けるようになりました!

葉加瀬アカデミーの場合、レンタルサービスの月額費用と「ニコロサンティ NSN60S」や「イーストマン SLV80セット」の購入費用を天秤にかけた場合、ニコロサンティなら10ヶ月、イーストマンなら15ヶ月以上レンタルするなら、購入したほうが良いという計算です。

約1年間は初心者向けのセットをレンタルして、上達したら自分のバイオリンを手に入れるのもオススメですよ♪

独学でもバイオリンは上達する?

さて、ご自身に合ったバイオリンは見つかりそうですか?どれを選んだら良いのかわからないという方は、まずは初心者向けのセットやレンタルを選んでみてくださいね。

初心者セットが届いたは良いけれど……その後、どうやって練習したら良いでしょう?

もちろん、教室に通う方法が一般的ですが、今では書籍を読む、YouTube の動画を検索するなどの独学があります。

独学は、ご自身の好きなタイミングで好きなだけ練習できるというメリットがあります。しかし先生から指導してもらえない分、自信をなくしてしまったり、モチベーションを保ち続けられなかったり、というデメリットもあります。

そこでオススメなのが、オンライン講座です。

オンライン講座なら、自分のレベルをチェックできる

独学のメリットを保ちつつ、デメリットを解消できるのが、オンライン講座の良さと言えるでしょう。

レッスンで重要なのは、しっかりと基礎を固めることです。家で言えば、土台をつくるようなものです。弾きたい曲があると、ついそちらの練習をしたくなってしまいますが、美しい音色を響かせるためには、やはり基礎練習を疎かにはできません。

葉加瀬アカデミーはレッスン内容が細かく分かれており、ご自身のレベルをチェックすることができます。もちろん、苦手なところは何度でも見直す事が可能です。

「エトピリカ」は初心者にもオススメの曲ですし、上達すれば「情熱大陸」を弾くこともできます。「あの曲を弾きたい!」と思うことはバイオリン上達の大切な要素なので、ぜひ一緒に学びませんか?

オンライン講座は安価で便利!

一般的なバイオリン教室の場合、月額5,000円〜15,000円くらいが相場です。教室に通うことになるので、頻度や時間、個人レッスンやグループレッスンによっても変わってきます。また、バイオリンをレンタルしてくれる教室は月謝も高めです。

先生から直接指導を受けられるという魅力は大きいですが、通うための交通費や移動時間がかかってしまうのが大変、という声も聞かれます。最初は月3回くらいのペースで通いつつ、自宅で練習するという方法が一番上達しやすいでしょう。

移動時間をなくして時間のある時にレッスンに集中したいという方には、オンライン講座がオススメです。月額1,000円〜5,000円で、好きなだけレッスンを受けることができます。

葉加瀬アカデミーは、葉加瀬校長のメソッドを月額1,800円(税込1,944円・別途入会金 税込5,400円が必要)で学ぶことができます。

バイオリンセットを手に入れたら、さっそく「エトピリカ」を練習してみましょう!楽器と弓の持ち方を習得したら、すぐに弾けるようになりますよ♪

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