上達への近道!メトロノームを使ってみよう!
2019.04.19

こんにちは。葉加瀬アカデミー専属バイオリニストのAyaです。

メトロノームを使った練習にはどのようなものがあり、それによってどのような効果が得られるのでしょうか?

♪メトロノームを使う理由
メトロノームを使うと正確に楽譜の音の長さを確認する事ができます。「自分は一定のテンポでひけている」と思っていても一度メトロノームに合わせてみると意外や意外!速くなったり遅くなったりする事があるかもしれません。メトロノームに合わせてひいてずれてしまった所は何が原因なのか(=移弦・苦手な箇所・左指が回らない・音符の数え間違えetc…)をしっかりと把握する事がとても大事なことです。
また、メトロノームを使うことによって「合わせてひく」「他の音を聴く」ことも同時に習得できるので、皆さんが憧れる「合奏」にも繋がっていきます。

♪メトロノームの使い方
1.曲のテンポ(=自分のひけそうなテンポ)に合わせてメトロノームを鳴らし、まずは歌ってみる
2.何小節かに区切ってひいてみる(つまずく所は何回もひいてみましょう)
3.今度はひきながら右足か左足をメトロノームの拍に合わせて足踏みをしてみる(案外難しいですが、リズム感が身につくのと「数える」意識をするのでテンポがずれにくい)

♪どのような練習の時にメトロノームを使うと効果的か?
曲全体のテンポ感を身につけたい時はもちろん、例えば音階練習などのロングトーンの練習、16分音符などの速い部分の練習など自分でテンポを把握しにくいパッセージで使うと効果的です。

♪メトロノームを使う上で気をつけたいこと
常にメトロノームを使うことでどうしても機械的な歌い方になってしまう事があります。16分音符や裏打ちなどずっと同じリズムでひく場合はメトロノームはとっても有効ですが、歌うところをメトロノームで練習すると機械的になってしまいます。
テンポを確認する場合はもちろんメトロノームを使うといいですが、メトロノームを使った後はメトロノームなしでもひいてください。

♪どんなメトロノームがいい?
オススメはヤマハやSEIKOなどから出ているチューナーとメトロノーム機能が一体になったものです。また、今はスマートフォンのアプリでもメトロノームがあるのでどこでも使うことができて便利です。

ひいていてリズムが崩れる・速くなったり遅くなったりする・拍が数えにくいなどの不安がありましたら、ぜひ一度メトロノームを使った練習をしてみてはいかがでしょうか?

葉加瀬アカデミーの動画にはメトロノーム機能がついています。
Lesson「付点2分音符(移弦)」の動画をご紹介しますので、メトロノームを意識しながらぜひ試してみてください。

Lesson 05-01-02v2 付点2分音符(移弦)】※正会員様はリンクからご覧いただけます。

※この記事は、葉加瀬アカデミー専属バイオリニストAyaさんが書いた原稿を、担当者が編集したものです。

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