初めてのオーケストラ練習の時に気をつけたいこと
2025.03.12

こんにちは。葉加瀬アカデミー専属バイオリニストのAyaです。

オーケストラの練習に初めて行く時、きっとドキドキと楽しみな気持ちと半々ですよね。今回は、初めてのオーケストラ練習の時に気をつけたいことを考えていきたいと思います。

♪4B以上の鉛筆と消しゴムをセットで持つ

これは教えてくれる人は少ないかもしれませんので、ぜひセットで用意しておくと好印象です。

NGなのがシャープペンや消えるボールペンです。意外と使っている方が多いです。シャープペンや消えるボールペンは芯が細いので、消した跡が残りやすいのとはっきり楽譜に書けないので、見にくいことが多いです。

プルト(※2人で1つの譜面台を見ること/席の配置)で一緒に見ている方のためにも、鉛筆で濃く書くことをおすすめします。

♪自分の楽器を大切にする

常日頃からご自分の楽器を大切にしていると思いますが、「人と比べて安いから」「あの人には敵わないから」などと、楽器を弾き終わっても弦についた松脂を拭き取らなかったり、松脂をつける時にササっとしかつけなかったり、弓の毛を緩めなかったり…たまにそういう方もいらっしゃいます。

楽器を持った時点で演奏家として見られるので、より愛着を持って楽器を大切にしましょう。

♪楽器を椅子の上に、弓を譜面台の上に置かない

ちょっと席を離れる時に椅子の上に楽器を置いたり、背もたれに立てかけてしまいがちです。周りの人も気をつけてはいるけれど当たりそうになってしまったなど、事故が増えてしまいます。思わぬ事故を防ぐためにも、面倒でも楽器ケースにしまいましょう。

また、弓を譜面台に置く方もいらっしゃいますが、一人の時はいいとは思いますが、同じプルトの方が譜面をめくったり確認したい時にとても気を遣わせてしまいますので、譜面台の上に置くのも避けましょう。

私は、楽器ケースを椅子の横に置いて(周りに邪魔にならないスペースがある時に限りますが)、休憩の時などは必ず楽器ケースにしまっています。この時、肩当てはしまわず楽器ケースの上に置くことが多いです(また使うのと、折りたたみ式を使っている方はしまうのが億劫という話も聞きます)。

♪チェロやコントラバスなどの大型楽器に注意

チェロは床に置いてあることや椅子にネック部分を立てかけていることが多く、コントラバスも椅子に立てかけていることがありますので、近くを通る際には注意してください。

♪セッティングを手伝う

所属しているオーケストラであれば、誰かが椅子や譜面台を並べないと始められないので、積極的にセッティングをしましょう。

♪始まる20分前には席に座ってウォーミングアップや楽譜の確認

例えば10時から練習だとしたら、10時に指揮者が振り始めますので5分前ではギリギリすぎます。

できれば30分前には到着しておくと余裕があると思います。ボウイングを写す作業、チューニングする時間などを考えたら意外と時間がないと思いますので、時間に余裕を持って練習会場に行きましょう。

♪楽譜は製本していく

恐らくコピー譜を各自印刷して練習に行くと思うので、バラバラの状態で練習に臨むのはその場で楽譜をもらう以外はタブーです。

どちらの楽譜を使うかは、同じプルトの方と相談します。指番号を書きたい部分がある場合は自分の楽譜を使うといいと思います。

いかがでしたか?
実際には、細かい所を教えてくれる人がいたり、他の人の立ち振る舞いを見て学ぶことが多いので、当たり前に感じることもあるかもしれませんが、知識として頭の片隅に置いていただけると、楽な気持ちでオーケストラの練習に臨めると思います。

初めてオーケストラの練習に行くのはなかなかハードルが高いかもしれません。でも、1つ1つオーケストラの決まり事を覚えていければ大丈夫ですよ。

※この記事は、葉加瀬アカデミー専属バイオリニストAyaさんが書いた原稿を、担当者が編集したものです。

「Antonio Tarontino HT-220」数量限定で販売中!

7日間無料トライアルに申し込む 7日間無料トライアルに申し込む

はじめての方が気になる質問にお答えします!

オンライン・バイオリン・スクール ご登録から7日間無料トライアル実施中
検索
ランキング
  • 週間
  • 月間
  • 年間
新着記事